どうも、マコです!
- キャッシュフローが重要ってよく聞くけど、具体的に何が大切なの?
- 資金繰りが上手くできなくてピンチ!何が原因なの?
- せどりの資金管理が知りたい!
今回はこんなお悩みについて記事を書いてみました!
せどりを始めた頃って、「ガンガン仕入れて稼いでやろう!」ってなりがちですが、そこに盲点があったりします。
きちんとキャッシュフローを意識していないと、黒字なのに倒産なんてことも。
まずはせどりのお金周りのことをきちんと理解していきましょう。
- せどりにおけるキャッシュフローの重要性
- キャッシュフローが悪くなる原因
- キャッシュフローを改善する方法
- マコが実践している資金管理
すごく基本的なことを解説していますが、知らないと痛い目をみることにもなります。
これからせどりで稼いでいきたい!とか、今資金繰りで結構苦しんでいる…という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
「基本のキ」をバカにせず、足元を固めながらせどりで稼いでいきましょう!
目次
せどりにおけるキャッシュフローの重要性
実はせどりで最も重要なことは、利益商品を見つけることでもなく、売上を上げることでもなく、外注化を進めて手離れすることでもありません。「キャッシュフローを計算しながら売り上げをあげていくこと」です。
どれくらいのお金が入ってきて(収入)、どれくらいのお金が出ていくのか(支出)、というお金の流れのこと。
初心者の方の多くは、利益商品を見つけることや売り上げを上げることにばかり目がいきがちですがキャッシュフローを強く意識して仕入れなどをする必要があります。
キャッシュフローを意識するとは「入ってくるお金が出ていくお金を上回るようにする」という意味です。
以下、ビジネスにおいての鉄則になりますので頭に叩き込んでください。
ビジネスの鉄則
- 支払はできる限り遅く
- 入金はできる限り早く
「できるだけ支払いは早く済ませておくべき」という感覚は実は日本人特有の意識です。海外では、契約の範囲内で支払いを遅くすればするほど有能と見なされることが多いです。
もちろん支払いを延ばすことにより、利息などが膨れ上がりトータル支払額が上がってしまう場合はその限りではありません。リボ払いや闇金などの支払いが極端な例ですね。
キャッシュフローを把握する目的
キャッシュフローを意識するべき理由は、資金ショートを防ぐためです。
資金ショートとは?
資金ショートとは、支払いが集中したり、期待していた収入が突然入って来なくなったりで、収支のバランスが狂い、手持ちの資金が底をついてしまうことを指します。
せどりで例えると、仕入れの支払い日が売上振込日よりも前に来てしまい、支払いができなくなることです。これが資金ショートするということです。
せどりの流れからキャッシュフローの理想パターンと、ダメなパターンをみてみましょう。
特にせどりはクレジットカード仕入れがメインになるので、支払日と売上入金日をしっかりと意識していないと「利益が出ているのに支払不能」=「黒字倒産」となってしまいます。
「いや、それは当たり前!」という声が聞こえてきそうですが、実際にせどりを始めてみると、この基本的なことが管理できておらず資金繰りに苦しむのはあるあるパターンです。
極論、資金ショートさえしなければ業務は継続できます。業務継続さえできれば復活のチャンスはいくらでもありますから、まずは徹底してキャッシュフローを意識していきましょう。
キャッシュフローが悪くなる原因3つ
キャッシュフローが悪くなる原因は主に3つです。
- 仕入れから支払日までのスパンが短い
- 商品が売れていない
- 在庫管理ができていない
初心者の方は特に意識してほしいポイントでもあります。
①:仕入れから支払日までのスパンが短い
せどりはクレジットカードで仕入れることが大半になりますので、支払いが最も遅くなるように仕入れ計画をし実行するようにしてください。
「月末締め翌月末払い」のカードの場合について、2パターンの例を見てみましょう。
- 仕入額:30万円
- 仕入れ日:6/30
- 支払日:7/31
▶仕入れ〜支払いまでの期間:約1ヶ月
- 仕入額:30万円
- 仕入れ日:7/1
- 支払日:8/31
▶仕入れ〜支払いまでの期間:約2ヶ月
いかがでしょうか?仕入れた日は1日しか違わないのに、支払日は約1ヶ月も違いますよね?
せどりでは仕入れの後にもAmazon倉庫へ納品をしたりと、実際に販売できるまでのタイムラグが発生します。
ですので、そのタイムラグや売上入金日を考慮して、十分な販売期間を確保するためにも可能な限り支払い日が遅くなるような仕入れを意識するようにしましょう。
※クレジットカード利用の基準日は、商品が出荷された日となります。例えば、6月1日に買ったとしても出荷が6月20日になったら、6月20日に仕入れたことになるので納期には注意しましょう。
②:商品が売れていない
2つ目は仕入れた商品が売れないことです。これは根本的な原因ですよね。
「①支払日を意識した仕入れ」ができていても、そもそも仕入れたものが売れないと利益が出ないので、キャッシュフローも何もありません…。
しかも多くの人が利用しているAmazon FBAでは入金は2週間に1度しかなく、売れたからといってすぐに売上が手元に入るわけではありません。
まずは、きちんと売れるものを仕入れるリサーチ基準・仕入れ判断ができる力を身につけましょう。
③:在庫コントロールができていない
あまり良い表現ではないかもしれませんが、初心者の方はそれくらいの感覚でやらないと本当にまずいことになってしまうかもしれません。
「1か月以内に売れない=売上入金が仕入れの支払い日より後になる」可能性が高いです。
自分の抱えている在庫をある程度コントロールしなければ、不良在庫は増える一方で資金繰りがきつくなりキャッシュフローを圧迫します。
目安としては、
- 購入後23日以上たってる在庫は不良在庫と見なす
- 不良在庫率は売上げの5-10%程度におさえる
ここらへんの数字で意識しておきましょう。
もちろんこれは、初心者に限った話です。
利益率がすごい高くて、待っとけば売れるって商品を仕入れる「寝かせ」という手法も存在しますが、初心者の方は頭の片隅にでも置いとく程度にしましょう^^
キャッシュフローを改善する方法4つ
資金繰りやキャッシュフローで困っている場合は、以下4つの方法を参考にしてみてください。
- 仕入れ基準を見直す
- 支払日を意識した仕入れ計画を立てる
- 仕入れから納品までを仕組み化する
- 不良在庫を現金化する
基本的なことですが、めんどくさくてやってないこともあるかと思います。
これから利益を上げていくためにも大切なポイントになるので、知っておきましょう!
①:仕入れ基準を見直す
まずは基本的に売れる商品を見つけることが重要。そのためにも仕入れの基準を見直してみてください!
よく初心者の方にありがちな基準として「利益率15%以上」など、利益率ありきで基準を立ててしまうことです。
キャッシュフローを見直す上で取り入れるべき基準は、「1か月以内に売り切れる個数を仕入れる」ってことです。
まずそれが第一優先基準になります。
仕入れ基準の例
- 1か月以内に売り切れる個数を仕入れる
- 利益率10%程度※ポイント込み利益でOK
- 利益額500円以上
こんな感じで優先基準をクリアしていってください。
「①1ヶ月以内に売り切れる個数」はその基準を満たせるのであれば、1商品で100個でも構いません。
「②利益率10%程度」は人によっては10%じゃ低いって人もいるかと思いますが、リサーチの基準が高くて仕入れ対象見つけられなければ、楽しくなくて続けられない可能性が高くなります。
継続のために基準下げる感じで、レベルが上がってきたら基準を見直すようにしましょう。
②:支払日を意識した仕入れ計画を立てる
例えば楽天ポイントせどりを例にすると、
- 1日~15日:仕入れ対象
- 16日~25日夕方位まで:仕入しない
- 25日夕方~
これがキャッシュフローを意識した仕入になります。
楽天カードは出荷基準なので、25日の夕方に買ったものは翌日以降に出荷になるので、翌々月27日の支払いになります。
つまり、6月25日に買ったものの引落しが8月27日でいいという、とんでもなく好条件のキャッシュフローになりますね^^
また、楽天ポイントせどりじゃなくても、カードの締め日・支払日は意識しておきましょう。
- 月末締めのカード⇒1日~10日に利用する前半カード
- 10日締めのカード⇒11日~20日に利用する中旬カード
- 20日締めのカード⇒21日~月末にかけて利用する後半カード
といった感じで利用日に別に分けるって方法もあります。
ポイントやマイルを貯めたいという方は1つのカードに集中するのももちろんOKです。あくまでもキャッシュフローを意識した場合の1つの案になります。
③:仕入れから納品までを仕組み化する
せっかくクレジットカードの支払日を意識した仕入れを行っていても、仕入れた後の作業が遅れてしまっては意味がありません。
特に副業でせどりを始めると、仕入れ後のAmazon倉庫への納品が遅れてしまうことが結構ありますので、外注化を進めるなど、自分ができる範囲で仕入れた後の流れを仕組み化してみましょう。
詳しくは、商品が売れない原因4つと売れる商品を見つけるコツで解説しているので、あわせてチェックしてみてください!
④:売れないもの(不良在庫)を現金化する
初心者の方へ再度強烈なメッセージを送りますが「売れない在庫はただのゴミ」です。
FBA納品していてどうしても売れないようなら、早めに現金化するようにしましょう。
もっとも手っ取り早い現金化の手段としては、メルカリやヤフオク等のフリマサイトで販売することです。
FBAで販売するよりは利益率落ちると思いますが、売れないままだと0円なのではるかにましですね!
せっかく仕入れたものがマイナス粗利だったら嫌だなって気持ちはすごいよくわかりますが、他のプラス商品で利益を出して、トータルでプラス利益になればいいという考え方を強く持ちましょう!
マコが実践している資金管理の方法
最後に少しだけ、私マコが実践している資金管理の方法をお伝えしておきますね。
どれも簡単なことなので、ぜひすぐに取り入れてみてください!
プライベートと事業用の口座を分ける
プライベート口座と事業用口座は分けましょう!
一緒にしちゃうと、自分がわかりにくいというだけではなく、融資を受ける際にも「しっかりしてない人だなぁ」と思われてしまいます。
必ずプライベート用と事業用の口座は分けて、紐づくカードもきちんと管理するようにしましょう。
入金専用口座と出金専用口座を作る
Amazon、ヤフショ、楽天市場、メルカリ、その他様々な販路がありますが入金口座は1つにまとめましょう。
同様に、ツール代、旅費交通費、交際費、コンサル費用、外注費用などの出金専用の口座も作りましょう。
投資用口座を作る
入金、出金口座を分けて流れが掴めてきたら次は「投資専用口座」を作りましょう。
ここで言う投資とは、新しいことを学ぶ際のコンサル費用や教材費用などの「自己投資」だったり、性能がいいPCやスマホ、モニタなどはたまた事務所を伸長するなどの「環境への投資」などを指します。
入金口座に利益が残るようになったら様々な角度から投資をして、さらに利益を出せるように加速拡大させるようにします。
納税用口座を作る
当たり前のことですがきちんと管理していない人が多いのが、税金の問題です。
利益が出たらきちんと法人税等を納める必要があり、なっかなかびっくりするくらいの金額を納める必要があります。
ざっくりでもいいのですが、営業利益の30%程度の金額をこの納税用の口座に移しておけばいざ納税タイミングが来た時に慌てることもありません。
まとめ|キャッシュフローを見直して安定したせどりを行おう!
今回はせどりで最も大切なキャッシュフローについて解説してきました。
キャッシュフローの良いせどりを行なうためには、
- 支払日を意識した仕入れをすること
- 1ヶ月以内に売れる商品を仕入れる意識をもつこと
- 不良在庫は早い段階でさばくこと
がとても重要になってきます。
キャッシュフローとはどんなビジネスでも抑えるべき基本中の基本で、事業継続に大きくかかわってきます。
副業で軽くやってる方こそ甘く考えがちなので、この記事を読んでキャッシュフローについての意識を強く変えるようにしてくださいね^^
しっかりキャッシュフローに向き合って、せどりのレベルを少しずつアップしていきましょう!!